2012年12月14日金曜日

見習わねば。

もう12月の半ばなんて・・・。
なんて時間がすぎるのは早いんだろう。


この1ヶ月も引っ越しの片付けやら目の前の事に追われて、
ブログを書く余裕がなかったな〜。

そんな中、先週は友人のkurotanさんとkurotanさんの旦那さんと
中之島公会堂で行われた、安藤忠雄の講演会に行ってきましたよ。

憧れの中之島公会堂。
いつも前を通り過ぎるだけだったので、中に入れるなんてちょっと感動。
大正時代につくられたこの建物は圧倒的な存在感。
ライトアップも素晴らしい。


中に入ると奥にある中央ホールへ。
おお〜。天井のモールディング、
2Fのバルコニーの創り、照明のデザイン・・・。
空間全て、心を鷲掴みされました。

こんな素晴らしいデザインいつかしてみたいものです。




安藤さんの話。テーマは「人生を計画する」
およそ、71歳とは思えない体力と行動力で世界中を旅する安藤さん。
海外出張の時は絶対に荷物は自分で持つそう。
それが自分で持てなくなったら引退するとか(笑)


世界中から依頼が来るが、情熱のあるクライアントとしか
仕事をしないと言う。
びっくりしたのが、関西にある8坪しかない土地に
住宅兼ギャラリーを作る物件。予算も2700万。

端から聞いてもちょっと考えてしまうような条件。

でも、クライアントの情熱があれば、その思いに応えようと
引き受けるのだそう。
プロジェクトが大きかろうが、小さかろうが関係ない。
それを作りたい、という熱い想いが人を動かすのだ。

思いと思いのぶつかり合い。いわゆる本気のぶつけ合い。
若い頃にしていたボクシングに似てるのかな。


1時間半、話を聞いていて感じたのは、
本当にパワフル。

安藤さんからすれば、今の若い者は使えないと言われても
仕方ないかも・・・(笑)

でも、負けてられない。見習わなければという
思いも沸々と湧いてくる。
世界をもっと見るべき。
世界の中の日本という国をもっと考えるべき。

そんな事を思った夜でした。


講演後、すぐにエントランスでサインに応じる安藤忠雄。


どこまでもすごすぎる老人、いや超人でした。