している工房へおじゃましてきました。
そこで西陣織りの話を色々と聞かせてもらいました。
まず、驚いたのが西陣織りの現状・・・。
今、西陣の町には職人さんと呼べる人はほとんどいないそうです。
いや、ゼロに近いと。
職人さんは廃業し、工房はなくなり、そこには駐車場やマンションが
次々に建っていくんだそう。
ここ2年で急激にそのスピードが増して、想像以上の出来事に危機感を
覚えているそうです。
このままでは本当に西陣織りの技術が廃れていってしまう。
柄を描き、型紙をおこし、何千本とある糸を通す、
糸を思い通りの色に染め、反物へ織っていく。
その一つ一つが代々伝わってきた伝統的な技術。
私もこの話を聞いてとても衝撃でした。
京都を代表する西陣織りを支える職人さんがいなくなっている・・・。
しかも、行政から出ていた助成金なども打ち切られたそうです。
行政は一体何をしてるんだ・・・。
自分達の誇れる技術をあえて捨てようとしているのか?
こうゆうもの守って、次の世代に残していくことこそが
行政の仕事でもあるんじゃないの?
私は本当に腹が立って悲しくなりましたよ。ホント。
でも、その一方で新しい西陣織りの可能性を作っている会社もあるんです。
細尾
http://www.hosoo.co.jp/
JOTRO SAITO
http://www.jotaro.net/works/index.html
などなど。新しい世界を創ってますよね。
私も西陣織りで何か新しい、楽しいものが出来ないだろうか、
これから色々話しあっていきたいと思ってます。
工房で見せて頂いた、反物はそれはそれは素晴らしい織物。
この細かい柄は織りで表現してあるんです。花の濃淡も全て織り。
あまりに細かいので近寄ってみないと織りなのか描いてあるのかわからないぐらい。
色がついている所は刺繍だそうです。
まあ、私にはとてもじゃないけど手がだせませんが・・・。
こんな感じでサンプルを作る時に色を小分けにも織れるんだそうです。面白いな〜。
若旦那はとっても丁寧に織りのことを説明してくださいました。
ありがとうございました。
これから、面白いもの、ワクワクするもの、
何が出来るか色々アイディア出して行かなきゃ!
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